大坪義明

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大坪義明の「日本人は、ねずみ男だと語った水木しげるさん」に物申す!

大坪義明です!

今日はこのニュースに物申します!

headlines.yahoo.co.jp

日本人は、ねずみ男だ。アニメでも有名なロングセラー漫画「ゲゲゲの鬼太郎」の生みの親である漫画家・水木しげるは、そう言い切った。ねずみ男は、お金が大好きで、ずるいが、どこか憎めない名脇役。戦前、戦中、戦後を生きてきた“妖怪の巨匠”が、キャラクターを分析、独自のニッポン人論を語った。(酒井隆之=08年1月8日付スポーツ報知から)


 妖怪と“共生”して85年。そんな水木に「妖怪の目から見た日本人」について語ってもらおうと問いかけると、「日本人そのものが妖怪だ」と言われた。しかも、日本人のほとんどが「ねずみ男」だという。

 「ねずみ男というのは、何もない、金もないのに、生きていかないといけないという、庶民の代表ですよ。どんな時代にも対応できる。強いと言えば強いんですよ。これに似た日本人が8割近くいるんじゃないですか。パチンコ店をキョロキョロのぞくとみんなねずみ男風だ。興奮状態が伝わってくる」

 漫画では鬼太郎が主役で、ねずみ男はあくまで脇役だ。「水木サン(水木は自身をこう呼ぶ)は、ねずみ男風なやり方で大衆の心を奪ったと思うな。というのは鬼太郎式な強い英雄は昔からいたから。ねずみ男を描いたことで、みんな共鳴したんですよ。私はこれが面白くて、これをいじくりまわしてきた。愛される、おもしろがらせる、というのはマンガにとっては一番。ねずみ男を発明して、水木サンは豊かになったんと違いますか」

 水木が生まれたのは大正時代。そのころから日本人はねずみ男だったのだろうか。「江戸時代からねずみ男風なのはおったと思う。バカにされていた感じですよ」。「ゲゲゲの鬼太郎」では、ねずみ男は“360年以上生きている”という設定だが、江戸時代からの日本人像だ、というのだ。

 年下の手塚治虫石ノ森章太郎らと、日本漫画の礎を作った。「鉄腕アトム」、「仮面ライダー」を生んだ2人の天才に対して、水木は奇才と呼ばれた。「2人とも、徹夜を自慢していたけど、徹夜に殺されたようなもの。私は徹夜すると1週間動けなくなる。ベビーのころから眠りに弱かったから、長生きしてるんじゃないかな。眠りこそ健康のもと。だから水木家は病気をしない。だいぶ殴られたけど、軍隊でも人より1秒でも長く寝ていたから。顔が航空母艦みたいになるほど長く寝てるから元気ですよ。空母ですから、力強いですよ」

 21歳のときに召集令状を受け、南太平洋の激戦地、ニューブリテン島ラバウル)に出征。空爆で左腕を失った。戦前、戦中、戦後を生きてきた男は「日本人というのは、理性的というより、感情的な民族と違いますか。興奮して騒ぐ。善良だけど、あくせくし、あわてる。でも無駄なエネルギーだった、と戦争に負けてから知った。そして平和になった」と分析する。

 ねずみ男のように、どこにでも順応できた。戦地ラバウルで、現地のトライ族と仲よくなった。「畑をやるし、家も建ててやる、女房も世話するから残れって。向こうにいれば王様みたいな生活が約束されていたけど、残っていれば、鬼太郎ねずみ男も生まれなかったでしょう」ラバウルとは今でも交流があり、「海外に行くと、地元の妖怪が私に飛びついてくる」と笑う。

 これまで約60か国を訪れ、「ねずみ男は世界中のどこにでもいる」と確信するようになった。水木本人が知らない間に、手塚治虫の名作「火の鳥(鳳凰編)」では、ねずみ男がひとコマだけ、勝手に登場していた。「そうなの? ずうずうしいというか。生命力があるというか」。「ミッキーマウス」で知られるウォルト・ディズニーは、人気が出る前には、ねずみばかり描く漫画家として、米国では「ねずみ男」と呼ばれていたという“都市伝説”も。「なるほど。そうですか。やっぱり多少、似たところがあるんですね。考えてみればミッキーマウスも描き方が違うだけだからな」

 最後に、水木こそ“究極のねずみ男”なのでは、と聞いてみた。「ねずみ男はあくまでも部下。水木サンは妖怪でも親分の方だからね。子泣き爺(じじい)みたいな存在だな。あんまり何もしないのに、何かしたような顔をしている。10年来、過去の作品をいじくってるだけで、何にもしてないんだから」あくせくと動き回り、“ねずみ男道”を進んでいけば、理想の境地、子泣き爺になれるかもしれない。(敬称略)

 ◆水木しげる(みずき・しげる) 本名・武良(むら)茂。1922年3月8日、大阪市住吉区生まれ。生後1か月から、鳥取県境港市で育つ。境尋常小時代に自分の名前を「げげる」となまってしゃべったことから「げげげ」と呼ばれる。日本大学大阪夜間中学3年時の43年にニューブリテン島ラバウル)に出征。終戦後、武蔵野美術学校卒業。50年に神戸市の水木通りにアパート「水木荘」経営。翌年、阪神画劇社で紙芝居作家となり「空手鬼太郎」発表。57年、上京し、貸し本漫画家に転身。処女作は「ロケットマン」。60年、「墓場鬼太郎」発表。68年、アニメ「ゲゲゲの鬼太郎」開始。91年、紫綬褒章受賞。96年、文部大臣賞受賞。03年、旭日小綬章受賞。世界妖怪協会会長。家族は布枝夫人と2女。

 ◆ねずみのキャラクター 十二支のトップバッターでもあるネズミは、漫画の主人公になりやすく、ミッキー・マウストッポ・ジージョ、ジェリー(トムとジェリー)、ガンバ(ガンバの冒険)、ピカチュウポケットモンスター)など人気者が多い。愛らしさとは無縁のねずみ男は異質な存在といえる。

 ◆ねずみ男 本名はペケペケ(南方語で大便を意味する)。人間界と地獄の中間出身の半妖怪で、年齢は360歳以上。妖怪大学怪奇学科(または不潔学科)卒。なまけ博士号取得。肩書は長寿教教祖、鬼太郎マネジャーなど無数。ゲゲゲの鬼太郎に対して、ビビビのねずみ男と言われる。主役作は「ねずみ男の冒険」(ちくま文庫)ほか。160センチ、49キロ。家族は母と妹(ねずみ女)。妖子との結婚歴(詐欺被害)あり。天敵はねこ娘。実写版「ゲゲゲの鬼太郎」では竹中直人(85年フジテレビ)、大泉洋(07年松竹)が演じた。

 

また1人日本漫画を築いた方がなくなってしまいました。

悲しく寂しいですね。

日本人はねずみ男だとありますが、

確かにそうかもしれませんね。

見ているときは絶対嫌だなーとか

嫌なキャラクターだなと思ってましたが、

本質はねずみ男に表れていたのかもしれませんね。

それにねずみはかわいいキャラが多いはずなのに、

その中でも、ねずみ男というんだから、

なんだかおもしろおかしく感じました。